配合内容とブレンドコンセプト

マラゴジッペとは品質の高さで有名なティピカ種が突然変異して生まれた品種で、一時期は幾つかの生産国で作られていたこともありますが、1本の木から収穫できる量が極めて少ない品種なので商業としては採算が合わないため、こだわりを持った農園主が研究の為に、または完全な趣味で生産しています。
その生産量は、コロンビア全体が70Kgの正袋を年間約12,000,000袋生産するのに対し、例えばこのコロンビアマラゴジッペは、コロンビアの南西部にあるアンティオキア地域で生産されるのですが、地域19箇所の農園全部で70Kgの袋が年間に210袋しか採れません。すなわち、極めて希少で日本国内でお目にかかることはまずありません。 この貴重なマラゴジッペを皆さんに味わって頂きたいと思い、ブレンドにしてみました。
この焙煎深度では円熟したメローな甘みを感じる事ができます。豆のままブレンドを眺めて、他の豆の倍以上の大きさをした豆がマラゴジッペです。

適した抽出の仕方

このブレンド本来の持ち味の穏やかでメローな甘みを感じやすいのは、やや粗めに粉砕して粉量は多め、薄くならない程度に軽やかに抽出すると引き立ちます。