キリマンジャロ(英:Kilimanjaro)は、キリマンジャロ山域、タンザニア北部、ケニア国境近くのモシ地方で栽培収穫された果実から加工生産したコーヒー豆のブランド。現在では、タンザニア産コーヒー豆の全てを指すブランドとなっています。「キリマンジャロ」は高品質コーヒー豆ですが、必ずしも世界的に人気がある銘柄ではありません。日本でキリマンジャロがブランドとして認識されるようになったのは、ヘミングウェイ原作の『キリマンジャロの雪』(1953年日本公開)がきっかけであると言われています。その結果日本は旧宗主国のドイツに次いで、タンザニア産のコーヒー豆を輸入するようになっています。
タンザニアのキリマンジャロ山の麓の町、アルーシャやモシ近くの、標高1,500mから2,500m付近のプランテーションで栽培されています。コーヒーノキの品種としてはアラビカ種である。果実から加工生産した生豆は緑灰色で大粒という特徴を有している。この豆のコーヒーは強い酸味と甘い香りを持っています。 農産物の輸出が全体の7割を占めるタンザニアにあって、貴重な外貨獲得源となっている。現在、タンザニアコーヒー協会(Coffee Authority of Tanzania、CAT)が生産・販売等の全てを取り仕切っています。 ブランド名として、キリマンジャロの認知度は高い。しかし、タンザニア全域の収穫量を合わせても全世界の収穫量の1%程度です。
一般的にキリマンジャロの特徴は強い酸味とコクで、「野性味あふれる味」と評されています。今回、もともと上質なコーヒー豆であるのキリマンジャロの中から、さらに選りすぐりのコーヒー豆を使用することにより、特長である芳醇な香りはそのまま、独自の焙煎によりもう一つの特長である豊かな酸味をさわやかな甘味に変化させました。
菊地珈琲独自の評価です