全てのコーヒーの発祥の国、エチオピア産のコーヒー。
ウォッシュドエチオピア独特のワインの風味を湛えています。
「♪むかしアラブのエラ~いお坊さんが♪」の歌にあるイエメンの高僧オマーンが、疫病の街をコーヒーで救ったというコーヒー発見伝説もある全てのコーヒーの発祥の国、エチオピア。 コーヒー発見伝説には前出のお坊さんの説や、エチオピアのヤギ飼い少年カルディーが、夜中に飛び跳ねるヤギの食べる実を見たらコーヒーだったという説など諸説あります。当時は果肉を食べていたようですが、いずれも13世紀頃の中央アフリカの東部から地中海にかけてのエチオピアのモカコーヒーのお話しです。コーヒーは、今では世界のコーヒーベルトで栽培され世界中で愛飲されるようになりましたが、起源はエチオピアからイエメンに種子が伝わったことにあります。
現在も、エチオピアはコーヒーの大産地でエリアごとにシダモ・ハラー・ジンマ・イルガチャフなどそれぞれ個性的なオリジンが産出されています。その栽培手法は、多くの地域がカットバック(剪定)や灌漑など人の手がほとんど加えられていない森林のような状態で、栽培というより原生しているという表現が近い気がします。有機栽培というならこのような化学物質がほとんど投入されることなく生育したコーヒーこそまさに有機なんでしょうが、有機栽培であることを証明する機関やシステムが存在しないため、日本国内で有機栽培コーヒーとして販売されることはほとんどありません。
エチオピアは、チェリー(果肉を伴った状態)のまま乾燥させて脱穀するアンウォッシュの工程で精選させるコーヒーが8割近くを占める中で、お届けするシダモエリアのグレード2は、ウォッシュドプロセスで精選されたコーヒーです。水洗されているために夾雑物の少ない極めてクリーンでボディー感のあるウォッシュドエチオピア独特のワインの風味をたたえています。
菊地珈琲独自の評価です