世界第2位の生産量を誇る、コーヒーの楽園コロンビア。
急斜面で収穫されるコーヒーは、世界最高水準。
数々のインカ文明の足跡を残す南米コロンビア。南アメリカ大陸を縦断するアンデス山脈の北部のこの国は、世界第2位の生産量を誇るコーヒーの楽園です。
日本の3倍以上の国土面積があるコロンビアですが、その半分以上はアンデス山脈の高原地帯です。国土の東側に5,000mを越える6峰を従える3,000m級の山脈が3本南北に縦断します。
赤道直下の国でありながら、5,000mを超える山頂には万年雪を湛える厳しい地形が肥沃な火山灰土壌、年間1800mm~2400mmに達する豊かな雨量というコーヒーにとって最良の環境を生むのです。また、貿易風が収束して低気圧帯となる熱帯収束帯が年に2回通過する赤道直下ならではの特異な気象により雨季が2回あることが、コーヒーの生育に必要な成長期・開花期・結実期のプロセスを2回生み、結果として年に2回収穫が可能です。
お届けするコロンビアコーヒーはナリーニョ州産。標高4,276mのガレラス火山の麓に位置し、カルシウムやマグネシウムを多く含んだ火山灰質の土壌とアンデス山系の豊富な清水が良質なコーヒーを生みます。急斜面のため収穫はすべて熟練のインディオたちが斜面を這うようにして一粒一粒実を摘み袋に詰め、細い山道をラバの背に乗せてふもとの精製工場に運びこみます。地形から家族経営農園が大部分で、近代化・工業化が進まず、これがかえってコロンビアコーヒーの味を世界最高水準に保ち続けている秘訣にもなっています。
スクリーンサイズ17/64インチupのファインカップだけを揃えました。ナリーニョの個性というべきワインとカシスのやわらかい風味が引き立つようダブルローストにより丁寧に焼きあげました。
菊地珈琲独自の評価です