珠玉の宝石に例えられ、リキュールのような
芳醇な味わいを持つ、地球上で最も高価なコーヒーです。
ブルーマウンテンはカリブ海のジャマイカ島で採れるウォッシュドアラビカコーヒーです。ル・アックや一部のオークション物のような特殊なコーヒーを除けば、地球上で最も高価なコーヒーです。
ジャマイカ東部のブルーマウンテン山脈は1,500m以上の連山ですが、その中でも標高2,256mのブルーマウンテン・ピークを中心にジャマイカコーヒー公社が認定したエリアで採れたコーヒーだけがブルーマウンテンコーヒーと呼ぶことができます。
急斜面で1粒ずつ手摘みしたコーヒーを、その中でもスクリーン(大きさ)選別をして17~18/64インチ以上のよく熟れた大粒な豆だけを選りすぐったのが「ブルーマウンテンNo.1」です。
コーヒーはアカネ科の植物ですが、一般に霜が降りない赤道付近の昼と夜の温度差がハッキリしている高地が味の優れた良質なコーヒー豆を生みます。ブルーマウンテンも含め世界中の有数な産地はみなこの条件を満たしています。
ブルーマウンテンが他の産地と違うのは、このエリアはその特殊な地形が濃い霧を生むことにあります。この霧が日光を遮ると気温が下がり、霧が晴れるとまた気温が上がることから、普通は昼と夜にしか無い寒暖の差が霧によってもう一度起こるのです。
こうして良質なコーヒーが生まれるのですが、要件が特殊であるが故に産地エリアが狭く収量も僅かなので高値で取引されます。
珠玉の宝石に例えられ、リキュールのような芳醇な味わいのブルーマウンテンNo.1ですが、もともとが、味のキレ、飲み口、重量感、酸味、甘味、苦味、後味ともに単一で見事にバランスしたコーヒー。そのバランスのままにカップに表現出来るようなダブルローストと低温長時間焙煎を組み合わせて丁寧に焼き上げました。
菊地珈琲独自の評価です